平成21年頭に家庭菜園を始めることを決意。(一年半前、丁度、地域デビューを決意した年)
定年後の趣味として定番なので、それまで細々と行ってきたが、本格的?に取り組むことにした。 続きを読む
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平成21年頭に家庭菜園を始めることを決意。(一年半前、丁度、地域デビューを決意した年)
定年後の趣味として定番なので、それまで細々と行ってきたが、本格的?に取り組むことにした。 続きを読む
平成21年4月から西東京市市民協働推進センター(愛称:ゆめこらぼ)の運営委員に就任。
なんと、市民公募で選ばれたのはタカさん1人。他の委員は、地域活動の超ベテランばかり。
一般市民の感覚でご意見を、と言われても余り貢献はできそうもない。 続きを読む
平成21年1月に西東京市太極拳協会で、毎週日曜日1時間半の太極拳の練習を始めた。総勢40名程度の団体で、老若男女と言いたいが、老が主体。高齢者寸前のタカさんも若手組。 運営は全体会議で決まる。 その総会が4月に蕎麦屋の2階であった。そこで、長老から、誰かHPを作れないかという話が飛び出した。 少々、腕に自信がある、タカさんが、一週間で作れますと周りの数人にヒソヒソ宣言。 続きを読む
講師:石井さん 緑町地域包括支援センター看護師(男性のベテラン看護師さん)
高齢者、知的障害者、精神障害者が成人後見人制度の対象者。ということで、高齢者の特徴についての講義。だが、重点は認知症について。もう、何度となく聞いた話だが、机上の勉強ではなかなか実感が湧かない。
高齢者は法律的には65歳以上。老人は、老化により心身機能が低下し、自立した生活に支障がある人、だそうだ。
その違いは小さいようで大きい。昔は60歳過ぎると殆どが老人であったが、現在は、法律的に後期高齢者となる75歳位から老人というイメージに近い。 それでは老化とは? 加齢による身体の不可逆的な変化、だそうだ。 調べると色々な定義があるようだが、いずれにしても、人により老化のスピードは異なる。典型的な高齢者・老人などどこにも存在しない。 高齢者の特徴として、一括りにするのも無理があるような気がする。高齢者との関係では、いわゆる老人扱いしないことが大切とのこと。 老人虐めといわれない範囲でではあるが。
ところでクイズ。
20歳代と70歳代で余り変わらない臓器は何? 肝臓
高齢になっても余り衰えない筋力は何? 握力 → 手摺が役立つ理由はココにあるそうです
(お猿の赤ちゃんは母猿にしがみつきます。人間の赤ちゃんも生まれたて凄い握力です。人間はやはり猿から進化したのだ)
動物で最も長生きは何? 亀 では、その次は? 人間 → 哺乳類では人間が一番。 → 平均寿命が最も長いのが日本の女性。 即ち、地上で最強な哺乳類は、日本の女性! → 確かに。納得。異議なし!
認知症の診断は難しい。色々な診断方法があるようだが、講義での説明は以下
① 記憶障害がある(特に短記憶障害)
② 失語・失認・失行・実行機能障害の一つがある
③ ①と②のために生活に支障がある
④ ①と②の原因として脳などの身体疾患がある
⑤ 意識ははっきり(しっかり)している
タカさんも高齢者一歩手前なので、思い当たる症状?はある。
よく「認知症による物忘れと加齢により物忘れの違い」を聞くが、灰色の領域もあるので、完全に正常だとは主張し難い。
加齢による物忘れも人により千差万別だし。
認知症の原因としてアルツハイマー病が増加しているそうだ。脳血管障害、その他と比較してみると、昔は、1:8:1.現在は、6:2:2。
脳血管障害型認知症と比べて、症状が出るのがゆっくりしており、認知症と認識するのが遅れるそうだ。脳血管型認知症の場合は、脳血管障害を予防するような生活習慣という対策も考えられるが、アルツハイマー型認知症に関しては、原因が特定されていない。以下のような記述を見ると絶望的になる。
アルツハイマー病の病気の進行は大きく3段階に分かれる。根本的治療法のない病気なので下記のように慢性進行性の経過をと る。
・第1期 記銘力低下で始まり、学習障害、失見当識、感情の動揺が認められるが、人格は 保たれ、ニコニコしており愛想はよい
・第2期 記憶、記銘力のはっきりとした障害に加えて高機能障害が目立つ時期で、病理学的な異常が前頭葉に顕著なことを反映して視空間失認や地誌的見当識障害が見られる。この時期には、外出すると家に帰 れなくなることが多い。更に周囲に無頓着となったり徘徊や夜間せん妄もみとめられる。特に初老期発症例では、感覚失語、構成失行、観念失行、観念運動、観念運動失行、着衣失行などの高次機能障害も稀ではない。
・第3期 前頭葉症状、小刻み歩行や前傾姿勢などの運動障害もみられ、最終的には失外套症候群に至る。
おどろおどろした表現が並びますね。(説明を受けても直には分かりません)
認知症になった人も気の毒だが、ケアする家族の苦労は悲惨!
ケアの基本として、「認知症の人を知る」、「残存能力に働きかける」など10項目が挙げられた。
しかし「周囲の理解を得る」というのは、できるだろうか?
万引きをするかもしれないので、スーパーに事前に伝えておく、徘徊するかもしれないので、近所に伝えておく、など。「認知症は恥」という気持ちがあれば、なかなか事前に伝えられない気がする。思い切って、伝えたほうが楽になるのだが、回りの理解が得られるか?
その点「介護する人をケア」は、非常に大事! 家族の会など、同じ環境の人なら、苦労・愚痴を話し・自慢?できる。先輩の苦労話から共感・安心も得られ、ケアのヒントも得られるかもしれない。 「安心老後」というサイトで、「ここで心情を吐露するのが唯一の息抜き、精神安定剤」という投稿もあった。直接支援できなくても、温かく見守り、声を掛けてあげるだけで、ケアする家族が安心し、地域環境が安定し、その環境が認知症の方の安心・安定につながり、症状が安定するのだそうだ。
地域(福祉)力の強化は一朝一夕にはできない。行政や民間の協働が最も求められる領域だと思われる。頑張らなければ!
(5月12日掲載)
講師:貫井さん 西東京市市民部 保険年金課 国保給付係 係長
川上さん 西東京市市民部 保険年金課 国民年金係 係長
保険年金課の括りに戸惑ったが、健康保険も年金保険も社会保険の一部だからだろう。
社会保険は、強制加入なので仕組みを理解しないままの人が多い。仕組み自体もよく変更され、複雑怪奇になっているので、専門家すら良く間違える。 消えた年金問題も未だに完全解決に到っていない。他の制度や民間保険との違いも何となく分かっていない。大体、民間保険も誤解だらけだ。 全体像の説明がないまま、市役所が保険者として運営する制度の説明を聞くのも少々しんどい感じがする。
まずは、国民健康保険(略称は国保)の説明。(国保といわれても、ピント来ない人もいると思うが、どうなんでしょう)
国保は、西東京市が運営し、対象者は自営業や無職の人。健康保険組合、協会けんぽ、共済組合、国民健康保険組合に入っていない人と言った方が正確か。仕組みそのものは簡単だが、年齢により、被保険者の所帯の前年度の所得により、費用負担の計算が複雑なので、普通の人は混乱する。 特に複雑なのが高額療養費。余りにも間違いが多いので、西東京市が医療機関からの請求を基に計算を行い、高額医療費が発生しそうな所帯に該当通知書を申請書を同封して送付するそうだ。この申請書に領収書を添付すると、ようやく高額療養費が戻ってくることになる。医療機関に入院した場合も複雑で、限度額適用認定書や標準負担額減額認定証など、似たような名前の書類が登場する。
保険料の納付を特別な理由もなく怠ると、最悪の場合、保険証を返納する場合もありうる。代わりに資格証が交付されるが、給付に制限があり、社会問題化している。西東京市では、実際に資格証を交付するような例はないそうだ。少しほっとした。滞納しそうになったら、自分でクヨクヨと悩まないで、国保給付係の田無と保谷庁舎の窓口で相談すべきである。本当に払う余裕がないときは、生活保護の申請までも指導してくれるはずである。
ところで、保険事業の財政事情は苦しいらしい。西東京市でも滞納が50万円以上の人に対しては、納税課が徴収を担当しているそうだ。税金滞納と同じ扱い。税金も社会保険料も(支払えるなら)支払うのが国民の義務です。 節税までですね、せいぜい許されるのは。
次に、国民年金の説明。
国民年金については、例の消えた年金問題以降、新聞雑誌等で詳しい説明がある。ということで、国民年金そのものの説明は超簡単で、代わりに障害年金に関する説明が大半。確かに、この障害年金に関しては専門家も誤解しがちな領域で、生半可な知識だと間違えそう。
まずは、西東京市の状況。現在の人口は約19.5万人。第1号被保険者は3.39万人、3号が1.64万人、任意加入者が700名弱。この内、1号と任意を市役所で取り扱っている。
早速、障害年金。 障害基礎年金はどんなときに受けられるかが大切。条件は3つ。
①国民年金の被保険者期間中(ちょっと正確ではないが)に、障害の原因となった病気や怪我の初診日があること。
②上記①に病気やけがによる障害の程度が、障害認定日において、障害等級表の1級または2級のいずれかの状態になっていること。
③保険料の納付要件を満たしていること。
②の要件は比較的分かりやすい。
③の納付要件も比較的簡単。
1)初診日の属する月の前々月までの被保険者期間のうち、国民年金の保険料納付済期間と保険料免除期間を合わせた期間が3分の2以上であること。(できるだけ救済しようという条件ですが、更なる救済処置が次です)
2)初診日の属する月の前々月までの直近の1年間に、保険料の未納期間がなければよい
③のポイントは初診日の時期。 これが①の要件に関係してくる。
実はこの初診日の証明が難しい。診療機関側も証拠となる書類を保存していない可能性がある。障害認定日に障害1級と認定されても、その障害の原因となった傷病の初診日の属する月の前々月までの保険料の支払い状況が③の納付要件に合致しなければ、生涯年金は受け取れない。実際に、納付要件を満たしていても、障害者を抱えて、初診日を証明する診療機関や医師を捜し出し、診断証を書いて貰うのは、非常に大変な場合もあるようだ。(納付要件を僅かな時期の差で満たさない人は更に悲惨だが)
相談担当窓口は、必用なことは教えてくれるが、一緒になって汗をかいてはくれない(でしょう)。
現実は厳しいですね。
(5月12日掲載)