登録生活支援員研修(最終:今後の活動について) 6月29日

 15回の机上研修と2回の実習を終了。いよいよ7月から実際のケース(利用者対応)が始まる。
4月からの3ヶ月の研修を振り返って見ると、「登録生活支援員」に対する西東京市及び社協の手厚い養成計画が感じられる。
 最初は「登録生活支援員」とは、何かも分からなかった。 社協としても初めての経験で、試行錯誤があったそうだ。
 元々、東京都が進める「社会貢献型成年後見人等候補者の養成基礎講座」の終了者に対する実習として、西東京市社協として独自に設けたもの。 東京都社協が実施した新任生活支援員の研修では、他区市では西東京都市のような研修を行っている例は少ないようだ(登録生活支援員の制度自体もないようだが)。 西東京市社協でも、従来型の生活支援員には、今回のような手厚い研修はしてこなかったとのこと。 幅広く総合的に地域福祉に関する勉強ができて、非常に幸運であったと感謝している。

 尤も、登録生活支援員6名の内、3名は上記養成基礎講座の終了者だが、3名は今年度の受講を予定している。 予定としたのは、西東京市では「社会貢献型成年後見人等候補者の養成基礎講座」の受講希望者を、市内から公募するのが原則だから(8月1日の広報で告知予定)。 幅広く市内の受講希望者に門戸を広げるのが趣旨。 昨年度は(昨年度から公募が始まった)、8名の希望者から2名が選考された。 後見人等候補者の資質があるか否かは、総合的に判断されるので、登録生活支援員だからといって、絶対に選考されるとは限らない。 後見人等候補者を目指して基礎講座受講希望者の我が同僚3名は、かなり不安・緊張の様子。
 
 7月から実際の利用者を担当、とは言っても、実際に1人で対応する訳でなく、7、8月は、現在担当している支援員と相談員に同行して、支援方法を学んだり、利用者との関係作りをする、移行準備期間。 9月以降に支援員としての業務を引継ぐが、当面は相談員が同行して指導をしてくれるそうだ。 本当の1人立ちは、それ以降。 (何しろ地域福祉の現場を知らないのだから)研修の延長のような状態がもう少し続くので少々安心。

 新任支援員が担当する利用者の具体的な説明があった。 個人情報保護の関係で詳細説明はできないが、いずれも新任支援員が担当しても問題がないようなケース。 月1、2回自宅を訪問して、利用者の日常生活の自立支援を行うことになる。
 利用者の自宅訪問による生活支援は、事前事後処理も含めて半日ほどの負荷。 その実働時間(月に半日か1日)だけ勤務すればよいのか?となるが、実際は、週1日、8時半から17時までの終日勤務。(曜日が重ならないように6名は分散勤務だが)。
 となると、利用者の自宅を訪問していない時は何をするのかが疑問。 通常は、他の利用者の訪問同行、相談同席や記録作成。しかし、権利擁護事業に係わる様々な雑務?を経験することになるようだ。 完全武装(凄い格好になるようだ)でゴミ屋敷に突入というのもある、と脅された。 得がたい貴重な体験ができるので大いに楽しみ。 (できれば、個人情報保護に反しない範囲で紹介してみたい)

 しかし、まずは、電話番で、受話器を取った最初の挨拶が難問。 「はい、西東京市社会福祉協議会、 権利擁護センター あんしん西東京 です」 長過ぎる! 早口言葉じゃない! 言えるかな・・・・。   弱気です。

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平成22年度第1回地域包括支援センター運営協議会出席(6月28日)

今年最初の委員会に出席。メンバーは、市民委員3名、老人クラブ代表1名、介護サービス提供関係4名、地域保健医療関係2名、地域福祉関係2名。20人程度の市と包括支援センターの職員が説明役として出席。

 皆さん、地域包括支援センター(略称は包括)を知っていますか? 高齢者の心身の健康に関する総合窓口・援助窓口。 介護保険法に基づき、人口2.5万人に一ヶ所の設置義務がある。 西東京市だと、人口が20万人なので、8ヶ所の地域センターが必要。 高齢者(65歳以上)は、人口の約2割なので、西東京市の高齢者は約4万人。包括当たり約5000人。包括の職員は大体5名なので、職員1人当りの高齢者1000名。
 この高齢者が、要介護にならないように、要介護認定被該当者や要支援者を支援するのが包括の大切な役割。非常に大事な機関だが、(その適正規模はよく分からないが、)包括に全てをお任せというには(人的・財政的には)限界があるようだ。
 
 事業の実施主体は西東京市(介護保険の保険者でもある)だが、各センターは、各々異なる社会福祉法人に委託されている。
 運営協議会の担当は、福祉部高齢者支援課地域支援係(縦割り行政なので、この担当部門は暗記しておく必要あり)。 運営協議会は、包括の運営に関して、市民の目線で審議する重要な機関。 が、昨年度は、一度しか開催されなかった。 ということは、完全な飾り物?? 「運営協議会として機能するか疑問だ!」と文句を言いたいところだが、包括の職員は、本当に忙しそうなので、会議の為に時間を取って貰うのも可愛そうな感じ。
 今年度は、予定通り2度開催されるそうだ(2回でも少ないと思うが・・・)。

 包括の活動は、昨年9~11月の75歳以上の生活状況調査以降、急激に増加し、職員に過大な負荷が掛かっているそうだ。
 色々な課題はあり、包括の現場でも、高齢者支援課でも十分に承知しているようなので、「何とかしろ」と注文するだけでは何の解決にもならない。
 今、流行の「第三の公共」や「協働」の考え方を取り入れた、地域力のかさ上げが望まれる。 要するに、市民として課題解決に参画する必要があるということ。 ボランティアしたくてもどうしてよいか分からない市民も大勢いると思われるので、個人情報保護法の問題や縦割り行政の問題など、市民力・地域力をどう生かすか行政側の指導力も必要。 

 私からは、ケアマネージャへの研修、地域福祉コーディネーター制度との関係、支え合い訪問協力員など市民のキーパーソンの養成講座の必要性などを質問。因みに西東京市のケアマネージャは、130~150名。勉強熱心な人から、そうでない人まで色々だそうだ。(正式な会議後の立ち話レベルでしたが)なんとなく怖い話でした。
 最後は、21年度の実施報告と22年度の事業・活動計画を了承して解散。

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登録生活支援員研修(第17回:施設実習 福祉作業所)

講師:長谷川係長  ほうや第一・第二・第三福祉作業所 施設長   (6月25日実施)

 導入教育最後の講座。2回目の施設実習。 今回は、知的障害者(前回は精神障害者)向け施設。
両施設とも、障害者への働く場所の提供が目的。 だが、雰囲気は大分異なる。
 精神障害者向け作業所は静かで、外見的には健常者と同じような人が多かったが、今回は賑やか。
 生まれながらの知的障害者なので、子供のように純真な精神の持ち主が多く、外面的にも・行動的にも特徴がある人が多い。 まるで保育園に迷い込んだような雰囲気。職員の方も、まるで保育士のように、利用者に接していた。

 利用者(愛の手帳保持者で15歳(実際は18歳)以上が対象)は53名。職員は13名。約4名に1人の割合。利用者は千差万別であり、非常に手間が掛かるが、現場はよく統制されていたようだ。
 第一・第二・第三と作業所が分かれているのは、小規模作業所の定員が19名だから。補助金は19名分しか出ない。従って、利用者が19名を超えそうになると、新しい作業所を追加することになる。 一事業所の運営費は約2000万円程度(障害の程度などに応じ補助金の額は変わるが)。
 三つに分かれているが、運営は一体。やっていることも殆ど同じ。しかし、障害のレベルや利用者の相性を考えて、3ヶ所に分かれて作業をしている。(障害レベルより、相性の問題が大きいようだ)

 作業所の目的は、働く場所の提供だが、一般就労の支援が目的ではない。 知的障害所の昼間の居場所提供が実際の目的。入所した人は、そのままこの作業所に一生居続けることになる。 通常の学校とは大違い。 まるで、第二の家族だ。 通常は、第一の家族である親の家から、作業所に通うことになるが、親の高齢化等に伴い、現在9名がグループホームに入居しているそうだ。
 作業所は、第二の家族として、あらゆる困りごとを聞き、利用者とその家族の為に適切な助言と支援を行う唯一の場所。 ということで、職員の仕事の幅は広く奥も深い。
 保育士のような仕事の一つとして、職員と利用者の間で交換日誌があるのには驚いた。 利用者も職員のコメントを楽しみにしている様子。

 現在、第三者の成年後見人がいる人はいないそうだ。大体親が後見人だが、高齢化が進んでいるので、第三者の成年後見人に対するニーズは多いそうだ。 しかし、知的障害者に代わって、判断するのは非常に難しいと感じた。  障害者同士は、明るく笑いコミュニケーションしているが、私には意味不明なものが多かった。職員とはコミュニケーションができているので、慣れの問題かもしれないが・・。傾聴ボランティアの講座を受ける理由が一つ増えた感じ。
 家族会は、通常の情報交換の他に、政治活動にも力を入れているようだ。自分の子供に知的障害者だったら(統計学的に誰にも起こる可能性がある)、国に支援を要求するのは当然。 圧力団体として強力に行政に対して働きかけるのは理解できる。

 ところで、実習した作業は、手提げ袋(高級そうな)の紐の取り付け。 折りたたまれた袋を開き、底板を入れ、手提げ部分の補強板を入れ、紐を通す穴を開け、紐を通して、両端を固結びする、という一連の工程。 かなり面倒で正確な作業が要求される。 それでも、最後は職員が全品を目視検査する必要がある、となかなか厄介。  最後に部屋の掃除を行い、玄関から送り出すまでを体験した。
 今度、高級手提げ袋を貰ったら、仕上げの部分を確認してみよう。 どこかの身障者の苦労の結果なのだから。

 
 

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財務分析のマイスターを目指して-地方財政分析の学校 6月24日開校

保谷駅前公民館の講座に初参加。 地域福祉の領域で活動するには、行政の予算の使い方も知っておく必要もある。 だろうということで、以前から気になっていたこの講座を申込んだ。 
西東京市の誕生から9年が経ちましたが、私たちの暮らしはどう変わったでしょうか。市の財政の変遷はどうなっているのでしょうか。地方財政の基礎からじっくり学び、それぞれに最も関心のある項目について調べてみませんか。
と、地域住民としては、参加したくなるキャッチフレーズ。
月2回(木曜日の14時から17時)、来年3月17日までの16回シリーズ。 定員20名で、ほぼ20名が出席。大半が定年過ぎのおじさん(平日の午後なので当然ですね)。 講師の大和田さんは、類似講座を数回開催しており、半数が顔見知りだそうだ。

初回は、開講特別講演。「地方財政から見る八ツ場ダムなどの現状の問題について」。 如何に、無駄な投資が地方財政を疲弊させるか、無駄と分かっていても止められないか、などの熱い説明が続いた。 その中で、地方財政の収支を一覧できる決算カードの読み方などを少々勉強。

アンケートで、何を期待して講座に参加したかの質問があった。  特に問題意識もなく参加したので、ちょっと迷ったが、以下3点を知りたいためと回答。
1)西東京市の決算状況の変遷。 特に統合がどのような変化をもたらしたか。今後の予想はどうなるのか?
2)新しい公共が喧伝されているが、地方財政的には、どのような変化が考えられるのか?
3)地方の時代と言われている。 国の財政状況との関連において、地方財政にどのような影響を及ぼすか?
講座の最後に、この期待が実現しているか、再度確認することになる。

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太極拳協会のための動画投稿テスト

太極拳の動画を張付けテストです。 一応、下記の2)と3)が良さそうです。→ 4)状況に応じて使えそうです。

1)アップロード挿入   テスト 継続

2)埋め込みメディアの挿入  成功 単純な使い方の場合に良さそう

3)Veper Video Quicktagsで You Tubeを直接表示  簡単で使い方も良い

YouTube Preview Image

4)FLV Embed で サーバー上の動画を表示  最初の画面を表示させる以外は成功 → 最初の画面も成功(6月18日)

5)FLV Embed で you tube の動画を直接表示 テスト継続 原因は大体予測付く → テスト中止

6)VideoPop+でサーバーの動画を表示  失敗 テスト継続 → これは少し難しそう。 テスト延期

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