ささえあい懇話会に民生委員として出席(9月10日) 

テーマは「民生委員の役割と活動状況について知る」。富士町地域包括支援センターの主催。参加者は、ささえあい協力員・訪問協力員と協力団体。私は、ささえあい訪問協力員(昨年7月に登録)として出席案内があり、名札もそうなっていたが、急遽、民生委員として前方の席に座らされた。 7月に民生委員になったばかりなので、地域包括支援センターがうっかり?していたようだ。

民生委員側から生々しい活動状況が説明され、質疑も盛んであった。懸念は、地域福祉に関心がある出席者が、民生委員の役割や地区の民生委員の名前や顔をしらなかったこと。民生委員の個人名や電話番号については、年1回5月の市報に掲載されるだけ。 皆さんが知らないのが当然。 となると、新米民生委員としては、地域住民の前に顔を曝して、名前を覚えてもらうしかない。

どうやら、地域には既に多くの高齢者に関わるグループがあるようだ。これらの活動に地道に参加するのが一番効率的なようだ。 しかし、老人会は老人になったようで苦手だな・・・。 組織率も低下一方のようだし。 私が参加している太極拳教室は老人会の雰囲気もあるが、一応、若い人もいるので抵抗はない。 75歳位までは老人の自覚がない人が多いのではないか。 老人会という名称を変えた方が良いかもしれない。

社会福祉協議会から、ふれまち(ふれあいのまちづくり)への参加を打診されている。ココから始めるのが適当か。 しかし、「ふれまち」も知らない人が多い。後継者が少なく、平均年齢は上がるばかり。 とは言え、町内会も自治会もないので、「ふれまち」と、最近話題(?)の「ほっとネット」(これも知名度は低いが)を盛りあげるしかない。 先輩の民生委員が、先行きに弱気なのが気になるが・・・。

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登録生活支援員実習 雨にも負けず、風にも負けず(9月8日)

7月から利用者宅への契約訪問を始めたが、今日は初めての雨。それも台風。昨夕の天気予報では、日中は曇りだったのに、朝8時前から降りだした。 利用者宅はご近所なので、雨でも、当然自転車で訪問。だが、雨の日の自転車は苦手。というより、安全の為に乗ったことは殆どない。自分も危険だし、車を運転する人にも、歩いている人にも迷惑を掛ける恐れがある。 とは言っても、他に選択肢はない。 やはり自転車。 当然、傘をさしての運転は禁止なので、合羽を着る。
とはいえ、合羽を持っていないので、同僚から借りる。 顔の前が隠れないように、帽子(キャプ)も拝借。 前カゴに入れた鞄が濡れるので、大きな買い物袋も調達。 利用者宅で脱いだ合羽を入れる買い物袋も準備。 さて、走り出してみると雨はそう気にならない。 だが、暫くすると汗だく。いつもより時間を掛けてやっと到着。 上着は直に脱げるが、オーバーズボンはそうは行かない。 結局、利用者宅の玄関に上がってから、ズボンを脱いで、用意した袋に入れて、利用者宅を濡らさずに済んだ。 イヤー、くたびれた。
帰りも合羽をどこで着るか。 幸い集合住宅だったので、利用者宅を出てから、雨に濡れずに合羽を着ることができたが、一戸建てならどうなったか。慌てただろうな。
事務所に帰ってからも一苦労。濡れた合羽を事務所内へ持ち込まないように、入り口にハンガーがずらりと並んだコーナーがある。 ところが次から次へと濡れた合羽がぶら下がるので、乾く暇がない。借りた合羽を乾かして返したいのに・・・。
(この入り口コーナーには、電動自転車も数台置いてある。ゴチャゴチャした感じ。普通の自転車は外に出しっぱなしでずぶ濡。 職員の大事な足なのに。屋根付きの自転車置き場が必要ではないでしょうか)

しかし、本格的な台風の時はどうなるのかな? これから寒くなり、雪や霙が降ったらどうなるのだろうか。 現役時代は事務職(知的労働者)だったので、こんな苦労はしたことがない。 本当に良い経験だ! (そういえば、昔は、ゴルフの時は、雨の中でもプレーしたな。あれより良いか)

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敬老金贈呈のための個別訪問を完了(9月4日)

9月4日から15日までに当該者にお届けするようにとの指示。 不在の場合があるので初日に各戸訪問。全員と会い、敬老金と市長メッセージをお渡し、受領印を貰った。事前に民生委員が訪問するとの葉書が出ていたので、スムースにお会いすることができた。(葉書を受け取っていないというお宅もあったが、敬老金のことは知っており、直に会えた。通常は、民生委員と名乗られても、用心して会わないという方が多かった)
最も暑い時間帯には、ほぼ全員が在宅しいるだろうと予想して訪問したが、予想通りで助かった。

予想外だったのは、マンション在住者への訪問。部屋番号を押して、玄関ドアを開けてもらうという仕組みが初体験だったので戸惑った。 出るときもボタンを押す必要があるマンションもあった(ウロウロしました)。 少し古いマンションでは、関係者以外は管理人を経由するように、との掲示あり。が、管理人が不在で一旦は訪問を断念。 後で聞いたら、4時までしか在室していないそうだ。結局は、会うことはできたが、皆さん用心深い。

敬老金贈呈は、民生委員になって、初めての本格的な仕事。皆さんに喜んで貰え、感謝される楽しい経験であった。(まさか初日の9月4日に民生委員が来るとは予想していなかったようで、驚かれたようでもある)  いつもこうなら嬉しいのだが・・・。


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敬老金贈呈のための関連資料などが届く(9月3日)

担当地区の77歳と88歳に敬老金を贈呈するのが民生委員の役割。 昨年は20名程度該当したが、今年は10名以下。 他の地区では、20名以上に贈呈する人もいるので、少々楽。が、お金が関係するので、慎重に受け渡しをする必要がある。
地図で該当者の住まいを確認。当然ながらご近所ばかり。贈呈期間は4日から15日。後の方だと、なかなか来ないと不安に思う人がいるかもしれないので、早めに訪問するとするか。

気になる点が一つ。 民生委員が、地区の住民を訪ねる時は、玄関で民生委員と名乗らない方がよい、と注意されている。一般に民生委員は、貧困・低所得者を支援するとか、虐待がないかを確認する、というようなイメージがあるので、ご近所に民生委員が来ることを知られるのが困るということらしい。
今回は、お目出度い話で、且つ市より事前に民生委員が訪問するとの葉書が届いているはずなので、正々堂々と訪問しても良いと思われるが、やはり玄関では小声で声を掛けた方が良いかもしれない。

ところで、消えた高齢者については、西東京市では100歳以上27名の所在は確認できたそうだ。100歳以下でも消えている人がいるかもしれないが、可能性はずっと少なくないはず。とりあえずホッ。

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登録生活支援員実習 生活保護は不可思議その2(9月1日)

本日は、後見人と生活保護の両制度に関係する事例を体験。個人情報に関係するので一般論として記述する。

高齢の親を高齢の子(独身)が介護する老々介護のケース。親の年金のみで、親子がどうにか生活していた。 ところが、この子が脳梗塞で倒れ、身体障害と要支援の状態になり、日常生活にも困難をきたす状態に。 当然老親の介護はできない。 そこで、関係者が集まって、高齢の親を介護施設に入所させることにし、後見人も選任した。 後見人は、老親の入所費用など生活を維持するために、老親の年金のすべてを充てると判断。 子の生活をどうする? 色々と検討した結果、親子の所帯(サイフ)を分離し、子どもの生活保護を申請することにした。

子どもは、就労は不可能。収入は僅かな福祉手当のみ。無年金。無生命保険。現預金は数万円のみ。兄弟姉妹もいない。 ということで、生活保護を受ける資格は十分ありそう。

国が定めた基準の最低生活費を計算。生活扶助が79530円。介護扶助が26850円。合計106380円。住宅扶助の最大は53700円。医療扶助(医院は制限されるが)は、全額現物支給(通常は3割負担)。通院費用も支給される。これらには、税金は掛からない。
介護保険サービスの利用も無償(通常は1割負担)。介護保険料は現物支給。その他、国民年金の保険料免除。上下水道料金の基本料金免除。NHK放送受信料免除。JR通勤定期乗車券の割引。都営交通の無料パスの交付などがある。

ここで、違和感が残るのは、この生活保護を受けると、今までの生活水準より高いことになること。(まだ絶対額が少ないとの意見もあるが、今回は、エッそんなに貰えるの?が第一印象)
この高齢な子どもの場合は、身体的な障害があり、外出もままならない。食事も小食。節約をしなくても(たぶん節約するでしょうが)、月にかなりの額の貯蓄ができそう。
判例では、保護受給中の預貯金は100万円程度まで認められる。それ以上は?だが、 もし100万円以上の現金の保有が分かると、それがゼロ(実際は最低生活費の5割までは手持ち金の保有を容認)になるまで生活保護が打ち切られることになる(のかもしれない。論理的にはそうなるでしょう)。

憲法25条には「すべての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と定められている。 現在、生活保護を受給しているひとは全国で180万人(130万所帯)以上いるが、保護率は約13%。 保護されていない人々・所帯の現状が気になる。

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