東小の施設開放の現場を見学(9月25日)

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社会教育委員に対して、教育委員会より、「放課後子供教室のあり方」に関する提言が依頼された。委員会で検討中だが、まずは、西東京市で実施中の類 似事業、「学校施設開放(遊び場)事業」を、各委員が個別調査することになった。早速、社会教育課に依頼して、地元の東小を訪問。 校庭の有り様が、昔 (60年前)とは大違いで、少々ビックリした。
私が子供の頃は、放課後も毎日のように学校で遊んでいた記憶がある。 が、現在は校庭開放時間以外は、居残りが許されない、直ぐに帰宅せよ、ということだそうだ。その理由は、安全対策。
校庭で悲惨な事故(池田小など)が相次いだため、やむ終えない処置だろう。
となると、他の遊び場は? 公園も決して安心・安全とは言えない。 西東京市でも「西東京いこいの森公園」で騒音騒動が起きたことは記憶に新しい。
確かに放課後の子どもの安心・安全な居場所確保が問題になるわけだ・・・。

東小の遊び場開放が始まったのは平成19年。19学校区中の最後から2番目。(最後は碧山小)
開放日は火曜と木曜の3時半~5時半。土曜は9時~13時。日曜休日は、13時~17時。これは通常期間で、冬季期間(11月~2月)や夏・冬・春休みは 別途設定される。体育館は土曜日の9時~13時のみ(長期休みは閉鎖)。但し、この時間以外は閉鎖されている訳ではない。学校側がクラブ活動に利用した り、一般団体に開放したりと、有効活用を図っているそうだ。

この程度の校庭開放で、十分かどうかはよく分からないが、最大限の努力はされていると感じた。

ちょっと意外だったのは、授業終了後、そのまま居残って遊ぶことは許されない事。
一旦、帰宅させ、ランドセルなどの荷物を置いて来るのが原則(安全面を考えて)。
小学校区は狭いので、特に問題ないとの説明。が、家が遠い子もいるのでは、とちょっと気になる。
利用者は、全員、受付簿に氏名・住所を記入。因みに25日は40名以上が利用。
遊具は、学校側から提供される。 危険物を持ち込まれるのを防ぐためだそうだ。
見守りは、安全管理者と指導員2名で対応。一番の気がかりは子どもの怪我。喧嘩なども時々起きるらしい。今まで救急車を呼んだのは2回だけ。

課題の一つは、指導員の確保。公募しても集まらない例が多いそうだ。因みに東小は、児童の父母に公募しており、問題ないとのこと。
安全管理者の資質も重要。指導員の教育や管理、学校や地域との調整など(近隣から騒音についての苦情がきたこともあったそうだ)、臨機応変な対応、企画・提案力が必要とのこと。

提言を求められている「放課後子供教室」には、地域の多様な大人の参画が求められているが、現状では、実現は難しいように感じた。(理想としては理解できるが)

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